当院では、高濃度ビタミンC点滴療法(IVC療法)の診療を行っております。濃度の高いビタミンCを静脈から投与する治療法で、免疫力の向上、抗炎症作用など期待される今注目されている治療法です。米国リオルダン博士のプロトコールに基づき行っています。

ビタミンCとは

ビタミンCは人体に欠かすことができない成分で、歯科では主に傷や病巣の回復を早めたり、ウィルスや細菌感染の予防、腫れや痛みの軽減に役立つといわれています。
ビタミンCが不足すると、歯周病の初期症状でもある歯肉炎になりやすくなることは知られています。また、歯周組織が破壊される歯周病には、コラーゲンの生成効果を持つビタミンCが大変有効です。

高濃度ビタミンC点滴療法のメリット

  • 歯周病、インプラント周囲炎の予防及び改善
  • 歯周組織(歯茎など)の強化
  • インプラント手術後の傷の回復を促進
  • 口腔がんの予防、抗がん作用
  • 免疫力の向上  抗炎症作用
  • 疲労回復  ストレス対策
  • 抗酸化作用

サプリメントとの違い

経口でビタミンCを大量に摂取しても、吸収が悪く、すぐに排泄されてしまいますが、点滴で投与すると、ビタミンCの血中濃度を20~40倍以上に増やします。点滴の方が体内の隅々にビタミンCが行き渡りやすく、高い効果が期待できます。

副作用について

まれにビタミンCが体質に合わないG6PD欠損症の方がおられますので、初回にG6PD検査を受けて頂きます。 処置中に大きな副作用はありませんが、利尿作用や口が乾きやすくなりますので術中は水分の補給が必要です。また、風邪予防や疲労回復、美白などの良い効果も期待できます。

費用について

  • 点滴前の検査(G6PDスクリーニング) ¥6,000(税別)
  • 高濃度ビタミンC注射25㎎ ¥15,000(税別)
  • 高濃度ビタミンC注射50㎎ ¥20,000(税別)